Sturdy Style

We define the relation between human and life stage.

Home Works No.27
ボーダレスな音環境を日常に取り込む家

No. 27

A-House

ボーダレスな音環境を日常に取り込む家

所在地
埼玉県 羽生市
施工
2006年
工法
木造軸組工法
敷地面積
217.12m²
延床面積
137.98m²

このご主人の傾向に影響されてか、ご家族全員音楽好きです。
ご自宅には既にピアノやエレキギター、ベースにドラムと、ひととおりの楽器は揃っており、
時間があれば、誰かが楽器を触っている状態で、にぎやかな日常を過ごされているとの事でした。
この楽器をおさめ、演奏するために当初は、独立した部屋としてスタジオの計画を検討しました。

しかし住まい手にとって、音楽というものがあまりに日常に密接しており、それはそぐわないと考えたのです。

つまり、家族が集まる居間と楽器を演奏するスタジオは同義であり、
隣接してダイニングやキッチンを設けることで、日常が営まれる姿がごく自然であると感じたのです。
しかもその場は、必要に応じて、コンサートホールへ転用できる空間としなければなりませんでした。

最終的には、コンサートホール兼スタジオ兼LDKのワンルーム空間を玄関に直結する事で解決を図りました。
このスペースで想定できうる様々な場面を考慮しながら、可動間仕切りの位置を注意深く設定することで、
日常の食事から、プロのミュージシャンを呼んでのコンサートまで多目的に対応するスペースを具現化できたと考えています。

敷地周辺の環境も幸いしました。

敷地にある程度の余裕があり、防音の対策がそれほどシビアに求められる状況ではなかったので、
生活空間とスタジオを一体化することが出来たのです。

「やりたいこと」が出来る場所に家族は集まる。
そんな単純で基本的なセオリーですが、ここまで明快に具現化できた例は稀だと思います。
ある程度の割り切りのよさと、すまいづくりの目的を常に見据えながら計画を進められた事が功を制したのでは、と考えています。

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