
No. 455
T-house
線を引く
分節される領域
線を重ねることで
領域が重合し
空間に陰影と豊かさが生まれる
この住宅は“分節”の構成によって
個々の空間要素に明瞭さを与えている
要素
余白 / 敷地に対しL型に配した建物により、都市との結節となる余白とプライベートな庭としての余白を生む
場面 / アプローチから庭、玄関からキッチン、LDKから本棚、吹抜へと場面が転回していく
気積 / 住宅の中心に設けた大きな吹抜、高さと低さをコントロールした象徴的な空間
リズム / 吹抜部に水平に分節していく本棚とサッシにより空間に抑揚と方向性を与える
この分節化された空間は、連続していく都市空間の中に秩序と安定を切り取り、
住まい手に多様な住まい方を現わしていく