
No. 455
T-house
私たちが日々過ごす空間の中には
あらゆる境界や接点が存在します。
過去か未来か、上か下か
どこが始まりでどこが終わりか
ここがどこでどうあるべきなのか
そんな境界について思考されたのがO邸です。
リビングに焦点を合わせると
腰掛や壁付の間接照明が
内部から外部を繋ぐ光の道となり
ロフト付のインナーテラスを小屋として捉えると
縁側となった腰掛が、庭である内部空間へと導きます。
宇宙のような無重力状態の空間に身を投じてみると
あたりまえのように形成されてきた
境界線を忘れられるかもしれません。