Sturdy Style

We define the relation between human and life stage.

Home Works No.438
『穴/居場所』

No. 438

S-house

『穴/居場所』

所在地
茨城県 水戸市
施工
2016年
工法
木造2階建て
敷地面積
283.23m²
延床面積
93.56m²

農地が今まさに住宅地に変わっていく。
そんなまだのどかさをあちらこちらに残す、広く区画された敷地に建つS邸。

道路側にランダムな窓や開口部を持つファサードのアイコニックな造形がそんな環境において、
新しくもある種の愛嬌を持って新しい住宅群を待っているように見える。

S邸は穴(開口)や凹みを設けていく方法によって居場所を構成する事を意図している。
それはどこか洞穴や洞窟など何かをくり抜く事で獲得されるような原初的な生物の居場所の造り方を想起させるだろう。
四角いシンプルなボリュームを立ち上げ、そこに『穴』を開けていく。
その凹みに中庭が出来、バルコニーが生まれ、玄関ポーチが入り込み、
その何も無かったボリュームは光、風、人を取り込む事で居場所へと成長し住まい手を包み込むだろう。
また道路側が光を取り込みやすい南面であるが、
あえてリビングがある一階部分に窓は設けず、二階に設けられた窓や凹みから吹き抜けや中庭を通し光が取っている。
それによりプライバシー性を高めながらそれらの『穴』を通して上から光が差し込んでくる事により、

一階でありながら何らかの『奥深さ』のような感覚が生まれている。
それは居心地の良い場所(居場所)を住まい手に与えてくれる事だろう。
 
そんな『穴』によって獲得された居場所達を現地で体験して頂きたい。

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