
No. 455
T-house
濃いベージュの箱型にアクセントで入った黒い庇と木目の袖壁が暖かい印象の外観。
室内も木質感たっぷりな仕上げにタイルや建具、手摺などを燕脂(えんじ)色に統一し、どこか古めかしく感じるような雰囲気で演出。
そして目に留まるのはアンティークな暖炉!
これが実に暖かい。
飾りやファッションではなく、LDKと吹抜けの暖房器具はこれ!
ゆらゆらとした炎は寒い冬に見ているだけで暖まる。
更に注目はLDKの大きなバックヤード。
収納力や家事動線はもちろんのこと、バックヤードの使い方や飾り方を考えるだけでワクワクしそうな間取り。
玄関横には来客時に便利そうな離れの和室も用意。
LDKと吹抜けで繋がったスタディスペースも見所のひとつ。
ベージュ色の2つの箱型が前後に配置された外観。
木模様のサイディングがアクセントになっている。
2つのボリュームの間は中庭。
大きな吹抜けがあっても暖炉があればとても暖か。
敷地は両面道路となっているため、周囲の視線を遮りながらも吹抜けを使い、採光を確保している。
薪をくべる本格的な暖炉を採用。
暖房器具としてだけではなく、調理器具としても利用が可能。
暖炉をひとつ生活の中に取り入れるだけで日常のサイクルが変わってとても楽しいとKさんは語る。
吹抜け2階は家族のスタディスペース。
二つの子供部屋に隣接しており、子供の勉強机も兼ねる。
飾り棚には家族の思い出の品を飾ることができる。
吹抜けを介してリビングと繋がっている。
居室から他の部屋に行く際に必ず通る吹抜けの渡り廊下。
お気に入りの臙脂色のスチール手摺を使用することで階下との繋がりを強くした。
子供が出かけるときにも必ず気配を感じることができる。
玄関横の和室は中庭を介してLDKや居室とは少し距離を置いている、まるで離れのような空間。
ちょっとした来客や、一人でのんびりしたい時に便利。
今は専らご主人の勉強部屋として使われている。
上下階にひとつずつ設けられた化粧室はそれぞれに違う色をあしらった。
閉じられた個室は好きな色を使っても他の空間に影響が出ないので思い切っても面白い。